沈殿後編その2 2008年10月06日 イベント 2 「…はぁ…限界みたいね…」「私、何かロープみたいなもの探してくる」「いいわよ…もう…あたし…疲れた」「そんな…二人して上で会おうって、さっき言ったじゃないの!」「いいから、貴方だけでも先に進んで…間違った道を選んだ人間は、リタイアするしかないのよ」「!!」「…早く行ってよ…あたしにかまわないで…」「………わかった」(…そうよ、これでいいのよ…ひねくれ者のあたしに、丁度良い最後じゃない…)(…ああ…もういいんだ…受験とか…考えなくて…)(…そういえば…最期くらい…素直に…あの子の…名前くらい…呼んで……)・・・・・・だだだだだだだだだだだだだだだだ「…意味がわからない」「あはは…よく言われる」「…冗談じゃないわよ!あんた何考えてるのよ!同情なんかしないでよ!!ほっといてって言ったの忘れたの!?」「そんな…ほっとけるわけないじゃない」「だから、それが同情じゃなくて何だって…」「ちがうよ」 沈黙が支配していた 腰から下を泥に埋めたまま、深井は川合のリアクションを待っていた ぬるっと足に絡みつく泥や、飛び込んだ勢いでウエストを超えてまくり上がってしまったスカートや、はたしてクリーニングで泥汚れが落ちるのか、等のことよりも、ただ川合の次の言葉が気になって仕方がなかった。 やがて…「あんた、本当にバカね」「あら、川合さんの方こそ。どう見ても罠かなにかありそうって思わなかったの?」「…案外言うわね…で、これからどうするつもり?」「とりあえず、お互いに引っ張り合って行けば、向こうまでたどりつけそうかな…って」「…はぁ…あんた正真正銘の馬鹿ね」「途中であきらめて沈んじゃうより、よっぽど利口だと思うけど?」「フフッ…それもそうか…それじゃあ大馬鹿者同士、仲良く向こうまで行くわよ。深井さん」「あ……うん!行こう!川合さん!」「ところで、下の名前何て言うの?」なんじゃこりゃ!?お待たせしました。イベントの続きです。酷いだろ、これ。嘘みたいだろ。こんなに真っ白なのに、清書のつもりなんだぜ。まだ未完成っぽいのに、ブログにあげてるんだぜ。こんな話の内容なのに、まだ完結してないんだぜ…。続く、次回からはカラーイラスト+駄文構成で…漫画はもう描きたくないっす… PR