姉の秘密 2009年01月27日 制服濡れ 3 いつの間に眠ってしまったのだろう私はつい今しがたまで見ていた夢の残りカスを振り払うように瞼をこする大きなあくびをついて、霞んだ目を細めて、居間の壁にかかっている時計を見た六時四十五分いつもならば、こうして炬燵で居眠りしていても、パートから戻った母に「夕飯だから起きなさい!」と揺り起こされるはずなのにと思ってから、今日は学生の時の友達と旅行に行くと言っていたの思い出すそうだった、今日は夜遅くなるまで、中学生の姉と私二人きりで留守番ということになっていたのだった心配して、いつもより早く戻ろうかと言った父に「心配ないよ、マンションだし、オートロックだし、私が夕飯作るし」と言って、今朝笑顔で出かけた姉はどうしたのだろうか高校受験のために部活を引退した姉しかし、別段塾に通うわけでもなく、家庭教師をつけるわけでもないのに、いつも成績は学年トップクラスの姉そして、口を開けば遊んでないで勉強しろ、と、いつも喧しい姉急にお腹が大きな音をたてた成績が良いなら、せめてこうしてお腹を空かせているかわいい妹に、夕飯を作るための早く帰ってきてほしい、なんて意味がわからない悪態をつき、私は冷蔵庫のある台所の方へと向かおうとしたそのとき、ふと気がついた「あれ?」水の流れる音がするザーというその水音は、すぐに誰かがお風呂に入っているということ私に認識させた「まったく…帰ってるならすぐにご飯作ってよ…」私は炬燵から出ると、シワになってしまった小学校の制服のスカートを大雑把にはたいて伸ばすと、お風呂場へと向かったシャワーの音と、曇りガラスごしの黄色い光何で帰ってきたのに電気もつけないのかといぶかしんで、私は扉ごしに姉に声をかけようとしてふとある違和感に気がついた脱衣所の、洗濯機の前の、いつも家族が脱いだ服を入れておくかごに、何も入っていないそれだけではない曇りガラスを通して浮かび上がる姉のシルエットが、妙に濃い影の色をしているそして、止まることなく延々と出続けているシャワーの音は、いつもの裸の体に当たるときのそれとは違って、あきらかにくぐもった響きをしていた私はそれを認識した時、急に心臓の鼓動が大きくなるのがわかったさきほどまで尾を引いていた不快な眠気が一気に引いていくこの扉の向こうに姉はいる表面がでこぼこした、薄いプラスチックの曇りガラスしかしその薄いガラスの向こうを覗いてはいけない私はそう感じたなのに、同時に心に湧き上がって来るもの好奇心それが私の手を、茶色いサッシの明け口に手をかけさせる折りたたみ式の扉は、わずかな力で引いてさえしまえば簡単に開けることが出来る(だめだ…あけちゃ…見ちゃいけない気がする…なのに…)きっと扉の外から一声かけさえしてしまえば、姉は間違いなく私を拒絶するだろうそうなってからでは、きっと私はこの扉を開けることはできなくなってしまう好奇心と理性の葛藤が、サッシの取っ手を握った手に、ジワリと汗をかかせたそして、私は大きく息を吸い込んで扉をゆっくりと、大きく開けた「おねえちゃ…なに…してるの…」姉は最初、おどろいたような顔をして、はっと息を呑んだそうしてそれから、決まりが悪そうな、ひきつった笑顔を見せ、やがてあきらめたようにため息をついた湯気がもうもうと、私の顔に覆いかぶさってくるやがて姉は。スカートのすそをゆっくりともち変え、ぎゅっと一気に絞ったシャワーの音に混じって、ボタボタッという一際大きな水音が風呂場に響いた「…お母さんには、内緒だよ」そう言うと姉は、私に向かってウインクをして、そうしてから「一緒に入る?」とでも聞くかのように。私を手招きした私はきっと驚いた顔をしていたのだと思う、目の前の光景に、音に心臓が早鐘のように鳴り響いて、くらくらと眩暈がするようだった私は、姉に招かれるまま、ゆっくりと、湿ったお風呂場へ、制服のまま入っていった靴下が、水を吸ってほんのり暖かくなっていくってなわけで、何か電波受けちゃったのでかいちゃいましたよ~長文駄文失礼しましたつーか今日仕事だっつうのに!!!寝る時間がねぇよ~~!!以下レス>モゲ太さんイラスト、期待してます!!というか、自分の絵が絵を描くきっかけになった事を光栄に思いますm(__)m>戦国銀さんお久しぶりです~同人現役の方でしたか!!?一般参加…今年の夏は有明行ってみようかな~ PR