忍者ブログ

深い川

管理人が描いた、wet、着衣入浴など、服を着たまま濡れた女の子の絵をさらすページ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コンテンツの拡大する再生産と、それに伴う若年層へのしわ寄せ

なんてお題をでっちあげましたが、いつものとおりのとりとめの無い思いついたことの羅列です

 私が生まれた80年代半ばから今日まで、ずーっと日本のアニメーションというものは発展し拡大し続け、今や世界における日本を代表するコンテンツの一部となりました。私と同年代よりも上(大体アラフォーくらい?)から3才児ぐらいまで、少なからずアニメの影響を受けていると思うんですが、何となく近年のアニメを見るにあたって気になったことがあるので少々まちめてみようかと。
 一言で言ってしまえば、最近って子供向けのアニメって凄く減ったんだなぁ、と。まあ、そんな話は今更語りつくされててちょっと手垢まみれな話ではあるかと思うのですが、最近富にそれを実感するようになりました。具体的には夕方7時くらいから昔やってたようなアニメで純粋に子供向けな作品って今ほとんど淘汰されちゃったんですね。そんな言い方すると、いやアレはどうみても子供向けだ、とか、プリキュアとかあるやん!って話になっちゃうんですが、そういう感じの子供向けってのではなくて、例えるなら視聴者の主体が子供であり、大人の視聴者に対して一切配慮がされていない、コミックボンボンのギャグマンガのような作品が無いんだな~と思ったわけでして(ギャグマンガがそうであるわけでなくて、小学生にしか「受けない」コンテンツという意味ですよ。大人には下らな過ぎて受けないっていうあれですよ)。そういう作品って、何が今の大半のアニメと違うのか、というと、一番の違いはやっぱり視聴者層に合わせた「子供向け」の目線で作ってあるってことだと思うんですよ。確かに子供って感受性が豊かで、何にでも興味を示すから、現代アニメを見せても違和感無く、興味を持って視聴者になれると思います。けど現代のアニメの大半は、多分大体が子供の親の目線を併せ持っていて、親に受けが良い、あるいは親と一緒になって楽しめる、っていう、所謂大人視聴者へ向けた視線を作品の中に織り込んであるものがほとんど、というか、95%以上くらいがそうなってると思うわけですよ。確かにジブリ作品のように、「大人が見ても」楽しい作品が多くなっているってことはコンテンツをマーケティングする上で非常に大事な要素であるかとは思います。けど、それって逆に言えば子供を出しにして、あるいは子供は大人視聴者のおまけとして子供向けという前提がぼやけてしまっているのではないかと思うわけなんですよ。そりゃあ天空の城は今見ても、あるいは家族と一緒にみても楽しめる作品ですけど、それらを子供の時に、子供の視点で楽しめた(というか純粋に子供向け作品として提供された環境の中で)というか、消費できた人間って、多分今20代後半~30代くらいまでの、ごくごく限られた人間しかいないんじゃないでしょうか?もちろん当時アニメージュで裏設定で云々とか、晴海で同人が云々ってのはあったんでしょう。けど、それはあくまで、大半の子供消費者の影に隠れたごく限られた人たちでしかなかったはずです(いや、そんなことはないのかもしれませんが・・・伝え聞くセイントせいやがどうとか、キャプつばがどうとかそういうのとか。でもそれらはまた後で思いついたときにでも)。何が言いたいのかといえば、ようは自分らの子供の時はこういう作品があって~って一種の同世代の共有意識みたいな、時代を語れる作品が、「子供向け」に製作されなくなっているってことです。現代の全ての子供向けコンテンツをすかしてみれば「大人向け」の要素が隠れている…と。んでまあ、だから何って訳でないんですが、例えば今の子供達が成長した時、あの作品が~ってのが共通意識として何かしらの間で生まれたとしても、そこの中に必ず異世代の人間が含まれてしまうって事態が生まれてくると思うんですが、それってもうアニメを通じて形作られていたであろう同世代間の大きな共通意識ってものが生まれてこないってことにならないですかね?例えばワンピースなんか、どうみても子供以上にはまってる大人がいたりして、自分らの中にあるドラゴンボールとかダイの大冒険に対する共通意識みたいに共有化されず、必ず上の世代の意見が反映されるために、共通意識に対して違和感を感じるようになってしまっているんではないのかなってことなんですよ。まあ、それだけでなくて、例えば小学生の間でしか流行らなかったアニメ、みたいな、そんな存在を今の子供は持つことができなくなってしまうのではないか、とか思うんですよ~。仮に十年後、こんなんが当時流行ってーって話の中に、明らかに自分よりも年上の、発言力が妙に強い嫌なやつがいるって感じになってしまうような。例えるならドラえもんの世代間格差みたいな(というより旧ドラえもんを見て育った世代が新ドラえもんを見て育った世代を貶める、みたいな状況に似ているようなそんな感じでしょうか?でまあ、もうだんだん眠くなってきたのでまとめますが、将来的に現在アニメを見て育っている10代くらいの世代は、将来に渡って今の20~40代のようにアニメを見続けるってことをしなくなってしまうのではないか、と。で、まあアニメの衰退とかそういう方向にゆるやかに向かっていくんではないのかな現状、みたいな話しにしたかったんですけどね、もっとまとめて書きゃあいいんですけどね、めんどうくさいから(ぉぃ
 そう考えると、もしかしたら今の子供の共通意識って、アニメとかよりもむしろゲームとかに遥かに活路を見出しやすいのかもしれませんね~とか思ったり。3DS持ってない子供はいないし。現在でもラピュタみたいな凄いアニメを子供たちだけに向けて作ってくれる人がいればいいんでしょうけどね~最近じゃそういうのは売れないからNGになっちゃったんですかね・・・あるいはもう自分が大人だから、そんなものに気がついてないだけなのかもしれませんが(アンパンマンとかは今でも子供に人気らしいし。自分今でも第一話見た記憶がありますよ。内容はさっぱりですけど)

拍手

PR